2018年版はちょっと渋めの色合いです。背革はオアシスの山羊革、表紙はストックしてあった手彩色の揉み紙です。今年の手帳に編んだ革はなぎれは、背をしっかりガードしてくれていてお気に入りでしたが、今回はクータをつけた中綴じにしてみました。
この手法は、紙の博物館で行われた本城武男氏の揉みから紙講座で教えていただきました。
今回の紙もさっそく本の表紙や見返し紙に使うために当時いくつか作った残りの紙ですが、地色は省いて赤いもみ紙に彩色しています。当時の資料が見つからず全くのうろ覚えですが、厚手の丈夫な楮和紙に下地の色を塗り、その上に水干絵具を載せて乾かしてから揉んで模様をつけます。絵の具やふのりの配分がとても難しかったのを記憶しています。
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