特別研究室企画展示
100年後も手に取れる本に−内田嘉吉文庫修復報告2020−
2020年10月20日-12月28日
平日10:00-20:00 土曜-18:00 日・祝-16:00
2019年度、日比谷図書文化館特別研究室では内田嘉吉文庫をはじめとする特別研究室所蔵資料計15点の修復を行いました。そこで、修復報告の一環として、修復を終えた資料とその作業記録を公開します。
今回は糸綴じのみならず、針金綴じ、釘綴じの資料の修復も行われ、材料や技法の創意工夫により、安心して手に取ることができるようになりました。活用と保存の両立のためにはどのような修復が必要か、実物と修復作業の記録パネルでご覧ください。
日比谷図書文化館 4階 特別研究室
私が修復を担当した本も展示されます。
画像は、1817年ロンドン刊行の2巻本"THE HISTORY OF JAVA"。
ライブラリースタイル製本の仕様で仕立てています。
中性ボードでスリップケースを作成。大きさがあまり変わらないので、ケースにも1巻目の原本のタイトルの写真を加工したタイトルピースを入れました。