2025年7月12日土曜日

本のワークショップ

うらわ美術館「本のワークショップ」、今年は美術館の視聴覚室ギャラリーDで開催です。


「未綴じ本でリンプ製本」

9月14日(日)13:00−16:00

羊皮紙や紙などで作られたソフトカバーの製本をリンプ製本と呼びます。
折丁の状態で発行された『製本用語集』を、支持体にリボンを使って麻糸でかがり、ニュアンスのある表紙を使ってリンプ製本で仕立てます。

材料費:2200円(『製本用語集改訂新版』未綴じ本代を含む) 



「文庫本でプラ・ラポルテ製本」

9月15日(月)13:00−16:00

プラ・ラポルテ製本は背表紙をつけてから平表紙をつけるので、別々の素材で作ることができます。大切にしたい文庫本をプラ・ラポルテ製本の技法で装います。元の文庫本にかかっているジャケットカバーも一緒に残しておきましょう。

各自用意するもの:文庫本(高さ160mm、厚み30mm以内)

材料費:1500円  


◾️講師:藤井敬子

 アシスタント:中野裕子(両日)、佐藤真紀(14日)、山下麻弥(15日)

◾️うらわ美術館 視聴覚室(ギャラリーD)

◾️定員:各日20名(中学生以上)

◾️申し込み方法:8月25日(月)(必着)で、下記の①~⑤を明記の上、往復ハガキで「本のワークショップ係」宛、またはインターネット(さいたま市生涯学習情報システム https://gakushu.city.saitama.jp/)でお申し込みください。

①参加希望の日程 ②氏名(ふりがな)③年齢 ④住所 ⑤電話番号

1名単位で受付けます。(1枚のハガキで複数名の申し込みはできません。)
定員を超えた場合は抽選とし、結果は、往復ハガキでお申し込みの方には返信用ハガキ、インターネットでお申し込みの方にはメールで8月29日(金)までにお知らせいたします。

https://www.city.saitama.lg.jp/urawa-art-museum/educational/p046810.html

問い合わせ:うらわ美術館 本のワークショップ係

さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F
TEL 048-827-3215

https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/



2025年5月8日木曜日

『詩集 馬来乙女の歌へる』ルリユール

 葉山での「本は美しい、印刷・製本と堀口大學」展はお天気にも恵まれて盛況のうちに終了いたしました。見に来てくださった皆様、ありがとうございました!
倶楽部のHPにも会場風景は掲載していますのでどうぞご覧ください。

展示は14点のルリユールと雪嶋氏所蔵の堀口大學の著書や翻訳本、印刷関連の古書が並びました。私は2点の堀口大學訳の古書をルリユールした作品を出品していました。

『詩集 馬来乙女の歌へる』はイスラム製本の手法です。


元の本は仮綴のフランス装、薄表紙の仕立てで、薄いボール紙のケースに入っていました。



本文には四つ葉のクローバーが挟まっていたので、一緒に綴じ込むことにしました。
雁皮紙でラミネートしてから最後のページに組み込みます。
箱に貼られたべんがら色のラベルも剥がして一緒に組み立てています。


展示では、本の表紙が観やすいように、透明のフィルムをかけて本文をまとまるようにしています。今回は、マチスの挿画のページを開いていたのでクローバーの部分の写真を掲載します。
見返しはオリジナルのペーストペーパーです。


2025年4月1日火曜日

「本は美しい、印刷・製本と堀口大學」展


葉山芸術祭2025の展覧会に出品します。

Books are Beautiful.本は美しい、印刷・製本と堀口大學

5月3(土)~5月5日(月) 10:00-17:00(入場無料)

本の美しさを見直してみませんか。
日本で活躍する製本作家の作品と詩人堀口大學の美しい本の展示。
講演と、印刷・製本ワークショップを開催します。

会場:葉山町立図書館2階ホール(神奈川県三浦郡葉山町堀内1874)

▪️講演(参加自由)
講師:雪嶋宏一
5月3日13:00-14:00「堀口大學詩集の製本」
5月4日13:00-14:00「活版印刷の発明と発展」

▪️活版印刷ワークショップ(参加自由)
講師:小酒井英一郎(東京製本倶楽部)
5月4日14:00~
5月5日13:00~

▪️誰でもできる製本ワークショップ「糸綴じのノートを作る-活版印刷のタイトル入り」
講師:近藤理恵(東京製本倶楽部)
5月3日14:30-15:30
5月5日14:30-15:30

各回定員20名、材料費1000円
小学生以下は保護者同伴

リンクから事前予約が必要です。 https://forms.gle/oFwfjKqMzJJCKr3w5

主催:フェスティナレンテ葉山 https://www.instagram.com/festinalente.hayama/
協力:東京製本倶楽部 https://bookbinding.jp 
後援:葉山町 葉山町教育委員会

葉山芸術祭:https://www.hayama-artfes.org/

2025年3月16日日曜日

春からの講座


ルリユールの時間「日を綴じる2025」

2025年4月24日-2025年9月27日 第4土曜日16:00−18:30

季節のハガキや記念の写真、エフェメラなど、みなさんの日々を本の形にします。

折本や交差式製本に仕立ててそれぞれの2025年を記録しておきましょう。


▪️お申し込みお問い合わせ先:NHK文化センター京都教室

京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99 四条SETビル3F

075-254-8701

https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/



作品に使った素材などでコラージュを作ることもあるので、それらも「日々を綴じる」1ページです。写真は『本草図譜』を作っていた頃のコラージュ。


2025年1月1日水曜日

新年2025


明けましておめでとうございます

心豊かに過ごせる平和な一年でありますように!



2024年12月31日火曜日

模様紙など



模様紙を作って、フランス装に仕立てたノートと、文庫本の改装。2024年前半に京都の講座で作っていた作品です。

今年最後の製本作業は講座で皆さんと作っているライブラリースタイル製本の丸み出し。
背幅は17〜18mmなので、革の背幅も18mmくらいで大丈夫そうです。
ミゾ幅を空けて、スプリットボードも準備しました

年明けからは革の準備などをしていきます。



2024年11月26日火曜日

手帳の季節




毎年、京都の講座で皆さんと共に作っている文庫サイズの小さな手帳。

今年はタケット綴じを色糸で綴じました。
背表紙はスキバルテックス。表紙はオリジナルペーストペーパーです。


見返し紙はイタリア、レモンディーニのプリント紙などを使っています。
ステイはパーチメント。
10月始まりの手帳だけど、今日から新しい手帳に変更。