2020年4月10日金曜日

京都の講座での作品

京都のNHK文化センターは全講座休講で、春の講座は延長されて6月から始まる予定です。

3月までの講座では、プラ・ラポルテ製本とド・ラポルテ製本で文庫本を改装しました。3冊目はどちらかお好きな製本スタイルでの制作が進んでいました。写真は、最終日にお持ちだった受講生の皆さまの作品です。制作中の方もいますし全員の作品を撮るチャンスが中々ないですね。背のクロスが平にも見えている8点が、ド・ラポルテ製本です。


2020年4月5日日曜日

京都の展示

二つの画廊で開催されていた「京都空想装幀室展」が終了いたしました。
新型コロナウィルス流行の大変な状況にもかかわらず、ご高覧くださいましたみなさま、企画、運営してくださった皆さまに感謝申し上げます。 ありがとうございました!



今回、京都に因んで作った新作は以下の文庫本でした


『若冲』澤田瞳子著 
プラ・ラポルテ製本、木版画、革、オリジナルペーストペーパー 
梅の花をモチーフにした版画といろいろな革を組み合わせ、織りモザイクの手法で表紙をつくっています。「プラ・ラポルテ製本」は背表紙を本体に先に接着してから、平表紙部分を後からとりつける技法です。タイトルを活字で入れたかったため、背と表紙に異素材を使えるこの製本方法を選んでいます。