二つの画廊で開催されていた「京都空想装幀室展」が終了いたしました。
新型コロナウィルス流行の大変な状況にもかかわらず、ご高覧くださいましたみなさま、企画、運営してくださった皆さまに感謝申し上げます。 ありがとうございました!
今回、京都に因んで作った新作は以下の文庫本でした。
『若冲』澤田瞳子著
プラ・ラポルテ製本、木版画、革、オリジナルペーストペーパー
梅の花をモチーフにした版画といろいろな革を組み合わせ、織りモザイクの手法で表紙をつくっています。「プラ・ラポルテ製本」は背表紙を本体に先に接着してから、平表紙部分を後からとりつける技法です。タイトルを活字で入れたかったため、背と表紙に異素材を使えるこの製本方法を選んでいます。
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