2018年12月31日月曜日
一陽来復
2018年ももうわずか。
今回も大晦日に新しい一陽来復のお守りを飾ります。西側の窓際に寅卯に向けて掲げます。
長らく毎日おつきあいしてくれたPCが壊れてしまって大慌ての数週間、新しいマシンでぼちぼち回復を試みています。
2019年が平和なよい年でありますように!
2018年12月6日木曜日
ツールいろいろ「ピンセット」
小さなパーツを扱うために様々な形態のピンセットがあります。
私が愛用しているのは30年ほど前に京都の医療器具店で求めたピンセット。
先のぴったりと揃うところとはさみ具合が気に入っています。最近、極細用というマイクロピンセットも加わりましたが、やはり長年慣れたものの方が出番は多いのです。
このほかにも先のちょっと丸いタイプはモザイク織用だったり、活字をつまむためにしっかりしたタイプ、めったに出番はないけれど、金箔用の竹のピンセットなどが静かに待機しています。
2018年11月1日木曜日
冬支度と手帳
あっという間に11月、2019年の予定も入れたいので手帳を変えようと思っています。
9月のうらわ美術館のワークショップで来年の手帳を素材に作った表紙素材をちょっと変えて、山羊の半革装の手帳を一年使う予定です。
麻布に刺繍した表紙でくるみ、プリーツと一緒に綴じています。
アトリエは季節もちょっぴり早くめぐってくるので、薪ストーブの活躍する日も遠くなさそうです。
2018年10月16日火曜日
記事とワークショップ
10月14日の日経新聞NIKKEI The STYLE に『ルリユール』の特集ページ。
私の作品写真2点とシュミーズ(保護ジャケット)が掲載されています。
14日は、岩崎ミュージアムでの「フランス装のノートをつくる」ワークショップ。
展覧会場の中央にテーブルと照明を設置していただき、展示をご覧になるにはちょっと見づらい時間で申し訳ありませんでした。製本が初めての方や毎回ご参加くださる方々15名それぞれのマーブル紙フランス装のノートが出来上がりました。
フランス語で「エチケット」と呼ぶ貼りタイトルもつけて、お持ち帰りいただきました。
2018年9月30日日曜日
秋の図書館展会場より
27日より秋の図書館展が始まりました。雨模様のなかお越しくださいましたみなさまありがとうございます。初日の会場風景写真です。
私と岩切さんの壁面展示。
本作品は、版画本『Herbæ Libri』と梨木果歩さんの『冬虫夏草』です。
本作品は、版画本『Herbæ Libri』と梨木果歩さんの『冬虫夏草』です。
私の本作品とスージー&アンティックさんのウォルター・クレイン本たち。
ケース内のルリユール作品は、アルフォンス井上さんの『蔵書票カタログ』
柄澤齊さんの『黒富士』、『SHIP』2作品で、E氏とS氏のコレクション。
2018年9月12日水曜日
秋の図書館
秋の図書館展に出品、ワークショップも担当します。
私は初日と最終日、イベントのある日は午後から会場に居る予定です。
港の見える丘公園のすぐそば、ぜひご覧くださいませ。
本は版画の揺り籠であり、版画は本をいろどる言葉でした。
《秋の図書館》は版画と、本と、言葉の親密さを呼び覚ますための、
個性を異にする版画家たちの展覧です。
柄澤齊
関連イベント
■つのだたかし リュートコンサート
10月6日(土) 15:00-15:45(開場14:30)
山手ゲーテ座ホール(岩崎ミュージアム地階)
定員80名 全席自由 料金1,000円 要予約
※コンサート終了後に展覧会をご覧いただけます。
■製本ワークショップ「 フランス装のノートをつくる」
藤井敬子
10月14日(日) 13:00-16:00
定員15名/先着順 要予約 参加費¥4,000(材料費込)
※ワークショップ参加の方は入館料不要
■ギャラリートーク「 版画と本-読むことの相関について」
水沢勉 (神奈川県立近代美術館館長) / 司会 柄澤齊
10月21日(日) 14:30-16:00
定員50名/先着順 ※申し込み不要 料金:当日入館料のみ
岩崎ミュージアム・ギャラリー
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町254(港の見える丘公園前)
Tel:045-623-2111 mail:museum@iwasaki.ac.jp
http://www.iwasaki.ac.jp/museum/
入館料:一般3 0 0 円・小中学生1 0 0 円
私は初日と最終日、イベントのある日は午後から会場に居る予定です。
港の見える丘公園のすぐそば、ぜひご覧くださいませ。
秋の図書館 15人の版画家による「版画」と「本」のコラボレーション
版画と本は歴史的に深い絆があります。本は版画の揺り籠であり、版画は本をいろどる言葉でした。
《秋の図書館》は版画と、本と、言葉の親密さを呼び覚ますための、
個性を異にする版画家たちの展覧です。
柄澤齊
関連イベント
■つのだたかし リュートコンサート
10月6日(土) 15:00-15:45(開場14:30)
山手ゲーテ座ホール(岩崎ミュージアム地階)
定員80名 全席自由 料金1,000円 要予約
※コンサート終了後に展覧会をご覧いただけます。
■製本ワークショップ「 フランス装のノートをつくる」
藤井敬子
10月14日(日) 13:00-16:00
定員15名/先着順 要予約 参加費¥4,000(材料費込)
※ワークショップ参加の方は入館料不要
■ギャラリートーク「 版画と本-読むことの相関について」
水沢勉 (神奈川県立近代美術館館長) / 司会 柄澤齊
10月21日(日) 14:30-16:00
定員50名/先着順 ※申し込み不要 料金:当日入館料のみ
岩崎ミュージアム・ギャラリー
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町254(港の見える丘公園前)
Tel:045-623-2111 mail:museum@iwasaki.ac.jp
http://www.iwasaki.ac.jp/museum/
入館料:一般3 0 0 円・小中学生1 0 0 円
2018年8月20日月曜日
2018年8月2日木曜日
本のワークショップ2018
毎年7月に開かれていたうらわ美術館「本のワークショップ」、今年は9月に開催です。
2018年9月15日(土)13:00-16:00「革装の手帳:ナグ・ハマディ風」
ナグ・ハマディコデックスはエジプトで発見された4世紀頃制作されたと推定される初期キリスト経写本で、中綴じによる冊子形式として知られています。
その製本スタイルを参考にして、総革装の手帳を作ってみましょう。
9月16日(日)13:00-16:00「半革装の手帳」
しぼのある山羊革は柔軟性があり丈夫な素材です。テキストを綴じる際には支持体をプリーツ構造にしてみると、背のひらきがよくなります。
お好きな紙と組み合わせて中綴じの手帳を作ってみましょう。
講師:藤井敬子
アシスタント:佐藤真紀・中野裕子
各回中学生以上 24 名
材料費:「革装の手帳:ナグ・ハマディ風」1600円、「半革装の手帳」1200円
会場:うらわ美術館 ギャラリーD
申込み方法:8月21日(火)必着で、参加希望の日付とワークショップ名、連絡先(住所電話)を明記の上、往復はがき」または「インターネット(さいたま市生涯学習情報システム)」
にてうらわ美術館までお申し込みください。
うらわ美術館
330-0062 さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティー3階
TEL:048-827-3215 FAX:048-834-4327
http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum
2018年7月30日月曜日
内田嘉吉文庫修復報告の展示
日比谷図書文化館、4階にある特別研究室「内田嘉吉文庫」は16世紀から20世紀の蔵書で構成されています。私達が修復を担当した本たちがその報告とともに展示されています。
今回担当した1冊、『逓信事業図解』は表紙が欠けていて、本文の角にも折れ目がついていましたが、図解・イラストがとても素敵な本です。
作業で使用する道具や材料の写真パネルも展示されていますのでどうぞご覧ください。
特別研究室企画展示
100年後も手に取れる本に ~内田嘉吉文庫修復報告 2018~
2018年7月17日(火)-9月30日(日)
2017年度、日比谷図書文化館特別研究室では内田嘉吉文庫所蔵資料計10点の修復を行いました。そこで、修復報告の一環として、修復を終えた資料とその作業記録を公開します。
前回の2014年度同様、製本家による創意工夫が凝らされた修復本のほか、今回は江戸指物師によって修復された蔵書の外箱も展示します。(会期中、展示替えがあります)
会場:日比谷図書文化館 4階 特別研究室
関連講座■古書で紐解く近現代史セミナー第31回
製本と修復 ー「ルリユール」で広がる書物の世界ー
2018年9月20日(木)19:00-20:30(開場:18:30)
講師:岡本幸治
会場:4階スタジオプラス(小ホール)
お申し込み方法等詳細はこちらをご覧ください。
日比谷図書文化館
100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4
TEL 03-3502-3340(代表)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
今回担当した1冊、『逓信事業図解』は表紙が欠けていて、本文の角にも折れ目がついていましたが、図解・イラストがとても素敵な本です。
作業で使用する道具や材料の写真パネルも展示されていますのでどうぞご覧ください。
特別研究室企画展示
100年後も手に取れる本に ~内田嘉吉文庫修復報告 2018~
2018年7月17日(火)-9月30日(日)
2017年度、日比谷図書文化館特別研究室では内田嘉吉文庫所蔵資料計10点の修復を行いました。そこで、修復報告の一環として、修復を終えた資料とその作業記録を公開します。
前回の2014年度同様、製本家による創意工夫が凝らされた修復本のほか、今回は江戸指物師によって修復された蔵書の外箱も展示します。(会期中、展示替えがあります)
会場:日比谷図書文化館 4階 特別研究室
関連講座■古書で紐解く近現代史セミナー第31回
製本と修復 ー「ルリユール」で広がる書物の世界ー
2018年9月20日(木)19:00-20:30(開場:18:30)
講師:岡本幸治
会場:4階スタジオプラス(小ホール)
お申し込み方法等詳細はこちらをご覧ください。
日比谷図書文化館
100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4
TEL 03-3502-3340(代表)
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
2018年6月26日火曜日
三島賞、山本賞記念のルリユール
毎年の三島由紀夫賞と山本周五郎賞で、受賞作のルリユール制作を担当しております。
授賞式会場では受賞の記念品として作家に贈られるルリユールの写真が、受賞作の本とともに展示されています。そして来賓の皆様にも手にとってご覧いただけるようルリユール2点もかざられています。山本周五郎著『日本士道記』、三島由紀夫著『禁色』のルリユールです。
また三島由紀夫賞受賞作は、古谷田奈月氏の『無限の玄』。この7月に単行本が筑摩書房より刊行されます。
2018年4月17日火曜日
San Francisco
MUSUBU展のオープニングに出席するためにサンフランシスコに行ってきた。
会場であるAmerican Bookbinders Museumはケーブルカーの発着所のあるPowell駅から徒歩でいけるとても便利な場所にある。細長い空間に1800年代の製本道具がずらりと並び、それらは実演付きのギャラリーツアーで見ることができる。そのコーナーは有料だが、私たちのMUSUBU展コーナーは無料で見ることができる。
会場では、日本とカリフォルニアの作家の作品が同じケースに並んで展示されていて、うらわ展の時から変更された新たな10点の作品を拝見することができた。日本の本は、原本を改装した本いわゆるルリユールが主で革装本が多いのだが、CAの作家の本は内容から作っている方がほとんどで、クロスや紙装が多い。
5月まで開催されているのでサンフランシスコに行かれる機会があればぜひご覧ください。
ABMの近くには新しくなったSFMOMAもあり、キーファーなどを見ることができた。
2018年3月12日月曜日
MUSUBU:Book Art Tokyo-California
MUSUBU: Book Art Tokyo-California
2018年4月7日–5月19日
Musubu is a Japanese
word that means: to tie, to connect, or to be bound by
friendship. The exhibit intends to create binding ties between San
Francisco Bay Area book artists and members of the Tokyo
Bookbinding Club.
355 Clementina
Street
San Francisco, CA
94103
昨年うらわ美術館で開催したMUSUBU展がサンフランシスコで開かれます。
新たな作品も出品されるので展覧会を楽しみにしています。
期間中サンフランシスコに行かれる機会がございましたらぜひご覧ください。
期間中サンフランシスコに行かれる機会がございましたらぜひご覧ください。
会場であるAmerican Bookbinders Museumは、製本の道具や機械の展示もあるそうなのでそれらを見るのも楽しみです。
2018年2月19日月曜日
春の講座
ルリユールの時間「はなぎれを編む本」
2017年4月28日~2018年9月22日 (第4土曜日 17:00-19:30)
今期はさまざまな種類の手編み「はなぎれ」のモデルを作り、それらを活かしてはなぎれを編む本を作ります。どうぞお楽しみに!
お問い合わせ先
NHK文化センター京都教室
京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99
四条SETビル3F
2018年1月23日火曜日
冬の図書館
『冬の図書館』会場は中央のテーブルに14名の作品、壁面の本棚に各出品者の作品が様々な表情を見せて並んでいます。私はメインテーブルの総革装『夜のガスパール』の他に、梨木果歩さんの文庫本から『ぐるりのこと』、『村田エフェンディ滞土録』、辻邦生さんの『花のレクイエム』をルリユールしました。今回、出品作で版画技法を使っているのは『ぐるりのこと』だけです。ギャラリートークでも少しふれましたが、版画の本を作りたくて始めたルリユール、原点を忘れず作っていきたいと思います。
実演で途中までで終わってしまった中綴じのハードカバーのノートを仕上げました。
『夜のカスパール』のスリップケースの紙はこのマーブル紙に手彩色したものです。
『夜のカスパール』のスリップケースの紙はこのマーブル紙に手彩色したものです。
会期は残りわずかとなりましたがどうぞ見にいらしてくださいませ。
冬の図書館 bibliotheca
hiberna
2018年1月13(土)-1月27(土)12:00-19:00 (木曜休廊、27日17:00まで)
ギャラリーFUURO
東京都豊島区目白3-15-5 イト-ピア目白カレン1F
2018年1月13(土)-1月27(土)12:00-19:00 (木曜休廊、27日17:00まで)
ギャラリーFUURO
東京都豊島区目白3-15-5 イト-ピア目白カレン1F
http://www.gallery-fuuro.com/
2018年1月9日火曜日
「本をめぐる美術、美術になった本」展ワークショップ
「本をめぐる美術、美術になった本」展開催中に2つのワークショップを担当します。
文庫本の改装と、活版印刷所とのコラボでフランス装の本を作ります!
(たくさんのお申込みありがとうございます!どちらのワークショップも受付日に締め切りとなりました。)
本をめぐる美術、美術になった本
近代日本の装幀美本からブック・アートまで:1905-2004
2018年1月20日(土)-3月18日(日)
開館時間:10:00-17:00休館日:毎週月曜日(ただし、2月12日は開館)、2月8日、3月8日
会場:町田市民文学館2階展示室
関連イベント
■講演会
2018年1月27日(土)
講師:池内紀氏「『本は文明の旗だ』-造本家・恩地孝四郎とその時代」
2018年2月11日(日)
講師:岩切信一郎氏「装幀クロニクル-夏目漱石からはじまる美本の世界」
■装幀ワークショップ
講師:藤井敬子 協力:新星舎印刷所 参加費各1000円 申込順
2018年2月17日(土)「文庫本の改装体験」(定員15名)
2018年3月3日(土)3月4日(日)「活版印刷とフランス装体験」(2日間連続、定員16名)
各イベント詳細は下記ウェブサイトを参照ください。
ワークショップのお申し込みは1月16日正午からお電話で受付です。
(どちらのワークショップも締め切りとなりました。)
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20171201143703177.html
町田市民文学館ことばらんど
194-0013東京都町田市原町田4丁目16番17号
TEL 042-739-3420
文庫本の改装と、活版印刷所とのコラボでフランス装の本を作ります!
(たくさんのお申込みありがとうございます!どちらのワークショップも受付日に締め切りとなりました。)
本をめぐる美術、美術になった本
近代日本の装幀美本からブック・アートまで:1905-2004
2018年1月20日(土)-3月18日(日)
開館時間:10:00-17:00休館日:毎週月曜日(ただし、2月12日は開館)、2月8日、3月8日
会場:町田市民文学館2階展示室
関連イベント
■講演会
2018年1月27日(土)
講師:池内紀氏「『本は文明の旗だ』-造本家・恩地孝四郎とその時代」
2018年2月11日(日)
講師:岩切信一郎氏「装幀クロニクル-夏目漱石からはじまる美本の世界」
■装幀ワークショップ
講師:藤井敬子 協力:新星舎印刷所 参加費各1000円 申込順
2018年2月17日(土)「文庫本の改装体験」(定員15名)
2018年3月3日(土)3月4日(日)「活版印刷とフランス装体験」(2日間連続、定員16名)
各イベント詳細は下記ウェブサイトを参照ください。
ワークショップのお申し込みは1月16日正午からお電話で受付です。
(どちらのワークショップも締め切りとなりました。)
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20171201143703177.html
町田市民文学館ことばらんど
194-0013東京都町田市原町田4丁目16番17号
TEL 042-739-3420
2018年1月1日月曜日
登録:
投稿 (Atom)