2021年10月25日月曜日

タケット綴じの手帳


2022年の新しい手帳を作りました。
革紐でタケット綴じした一折の手帳で、京都の講座でも皆さんとともに作っています。
タケット綴じ(
tacketing)は、折丁の内側から皮革や糸などを使って表紙素材と接続する綴じ方です。革を細く切ったり、羊皮紙を細くコヨリ状にした紐で綴じたりします。
今回は、表紙革と紐は山羊革を、平表紙には和紙を染めた紙を貼っています。本文の内側から共革のステイと一緒に革紐を写真のように通し、背表紙に開けた穴から出して、表側で結ぶシンプルな綴じ方です。背の内側にはクロスを、見返しには薄手のプリント紙を貼っています。