今年の手帳のページも残り少なくなってきました。
毎年、京都の講座で作る手のひらサイズの手帳、今回はプラ・ラポルテ製本です。
クロスの背表紙にそれぞれの選んだ紙で表紙を作ります。
私の表紙は薄い麻布に刺繍したもので、見返し紙はシンプルに新星物語。
2023年11月21日火曜日
プラ・ラポルテ製本の手帳
2023年10月2日月曜日
旅の手帳、いろいろ
4月からのNHK文化センターでの講座で作っていた「旅の手帳」
折本2つと綴葉装、プリーツ綴じの手帳がそれぞれ出来上がりました。
私は折本の一つに春から作っていた「海の本」の制作記録を入れました。
どれも素敵な仕上がりです!
もう一点はリボンで閉じられるように工夫されています
2023年9月1日金曜日
秋からの講座
ルリユールの時間「半革装の本」
2023年10月25日-2024年3月26日
大切にしたい本を折丁にしてから糸でかがり、半革装の本に仕立てます。古い本で手当てが必要な場合は補修もしていきます。また、来年の手帳も作りましょう。
▪️お申し込みお問い合わせ先:NHK文化センター京都教室
京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99 四条SETビル3F
075-254-8701
https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
「半革装」は「総革装」に対して使われることが多い製本のスタイルで、背と表紙の一部に革を使い、クロスや装飾紙などの表紙素材と組み合わせます。
額縁装、コーネル装、両袖装の3つの形式が、綴じつけ製本やくるみ製本でよく使われます。
写真はプララポルテ製本ですが、背だけに革を使っています。
2023年8月28日月曜日
展示「古い本は、こうしてよみがえる」
千代田図書館の展示に2点のルリユールを出品しています。
お近くにお越しの折にはどうぞご覧ください。
古い本は、こうしてよみがえる 千代田図書館所蔵「内務省委託本」修復
2023年8月28日(月)~10月20日(金)
千代田図書館が所蔵している特別なコレクション「内務省委託本」は、戦前期に内務省が出版物の検閲に用いていた原本です。そこには、当時の検閲の痕跡が残されており、出版史において貴重な資料となっています。
千代田図書館では、劣化が認められる「内務省委託本」を順次修復しています。今回は、修復が完了したこれら資料を展示し、古い本がどのように修復されているのかを紹介します。また、修復を担当して頂いている造本作家・藤井敬子氏のデザイン製本作品も併せて展示します。(図書館HPより)
千代田図書館9階 地域連携コーナー
東京都千代田区九段南1-2-1千代田区役所9階・10階
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20230828-post_648/
出品作の『采花集』については、ブログに解体した時のコメントを載せていました。
明治大学図書館の所蔵本との『本の装い百年』展のために制作した作品です。
https://atelierleaves.blogspot.com/2013/09/blog-post.html
2023年7月25日火曜日
うらわ美術館の本のワークショップ
1名単位で受付けます。(1 枚のはがきで複数人の申し込みはできません。)
2023年7月5日水曜日
海の話
日比谷でルリユール「海の本」展に出品している一つは、エストニアの国際製本展「Scripta Manent Ⅲ」の受賞作、『 MAAILMA PARIM ASI/THE BEST THINGS IN THE WORLD』
この年はエストニアの7〜15歳の子ども達が書いたお話を、エストニア語と英語で印刷したテキストを元に、デザイン製本をするコンクールで、5年ごとに開かれています。いくつかのお話には、さまざまな技法で描いた私の絵を添えています。
表紙は、”The Fairytail of a Seashell”にインスパイアされたデザインです。遠く離れた祖母から孫へFairytailを海の貝に秘めて届ける・・・というお話だったと記憶しています。
The Estonian Association of Designer Bookbinders/ Tallin,2004
プラ・ラポルテ製本
仔牛革、山羊革、手染め和紙
303×229~600×23mm 2005年
タイトル箔押し:大家利夫
2023年7月4日火曜日
海の本
日比谷でルリユール「海の本」展が7月2日より始まりました。
閲覧室に続くオープンスペースに、展示ケースを設置して作品を展示しています。
ルリユール作品をより知っていただければと、壁面には工芸製本用語集と図解のバナーも掲示しました。触れることはできないけれど、それぞれが趣向を凝らした表紙や見返し、素材など「眺める本」としてご覧いただければ幸いです。
図書館に同じタイトルが所蔵されてる本は、近くに展示があるので元を見ることができます。
私の作品は2005年の本と、長らく眠っていた新作です。
右の青い本が『ぼくの航海日誌』。出版された本の装幀は、左のオレンジ色の『老人と海』の作者です。
初版の帯には「大正12年3月出港」、とある詩人はちょうど今年が生誕100周年です。
この本は三方金をつけるために1990年代にフランスまで渡航を経験し、はなぎれも編んで、革表紙をつける準備までで眠らせていました。元表紙はなく、原本の箱のイラストを綴じ込んでいます。
山羊革、ラムース、ドローイング、ペーストペーパー
2023年6月20日火曜日
日比谷でルリユール「海の本」展
東京製本倶楽部25周年記念
日比谷でルリユール「海の本」展
2023年7月2日(日)-8月20日(日)
初日12:00より開催、最終日16:00まで、7月17日(月・海の日)休館
平日 10:00-22:00、土曜日 10:00-19:00、日・祝日 10:00-17:00
東京製本倶楽部会員による「海」をテーマにしたルリユール。
4階特別研究室企画「港の時代」に連動して、3階エレベーターホールのケースで展示いたします。
日比谷図書文化館 3階エレベーターホール
東京都千代田区日比谷公園1-4
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/
主催:千代田区立日比谷図書文化館、東京製本倶楽部
日比谷図書文化館に所蔵されている本と同じタイトルを各自選んでルリユールした作品や、所蔵はないけれども、「海」に関連するテーマのルリユール作品が展示されます。
私は新旧2点を出品いたします。お近くにお越しの折には是非ご覧ください。
2023年4月16日日曜日
夏庭の本棚
2023年3月10日金曜日
「本-記憶の庭」展
FORESTONIA /Valdur Mikita著
プラ・ラポルテ製本 山羊革、仔牛革、手彩色和紙、雁皮紙に木版 2020年
久しぶりに個展を開きます!
藤井敬子個展 本-記憶の庭
2023年3月31日(金)-4月30日(日)
毎週 金・土・日:11:00-17:00
夏庭
千葉県長生郡長柄町榎本479
https://natuniwa.com/
夏庭は版画家、内田真理さんのお祖母様のお家。穏やかでゆったりとした豊かな時間を味わえる空間です。記憶の中の祖父の家や昭和時代に住んでいた家も思い出します。
そんな記憶の庭の植物たちは絵やデザインのモチーフとして時々登場していました。
旧作の版画から新作のブックアートまで、集合いたします。
春を迎える夏庭とのコラボレーションをどうぞご覧ください。
2023年2月27日月曜日
春からの講座「旅の手帳」
京都、春からのルリユール講座のご案内です。
折本やプリーツ綴じで、ポケットにも収まる旅の手帳を作って出かけましょう。
お申し込みお問い合わせ先:NHK文化センター京都教室 (3月1日募集開始)
京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99 四条SETビル3F
075-254-8701
https://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/
2023年1月2日月曜日
新しい年