日比谷でルリユール「海の本」展が7月2日より始まりました。
閲覧室に続くオープンスペースに、展示ケースを設置して作品を展示しています。
ルリユール作品をより知っていただければと、壁面には工芸製本用語集と図解のバナーも掲示しました。触れることはできないけれど、それぞれが趣向を凝らした表紙や見返し、素材など「眺める本」としてご覧いただければ幸いです。
図書館に同じタイトルが所蔵されてる本は、近くに展示があるので元を見ることができます。
私の作品は2005年の本と、長らく眠っていた新作です。
右の青い本が『ぼくの航海日誌』。出版された本の装幀は、左のオレンジ色の『老人と海』の作者です。
初版の帯には「大正12年3月出港」、とある詩人はちょうど今年が生誕100周年です。
この本は三方金をつけるために1990年代にフランスまで渡航を経験し、はなぎれも編んで、革表紙をつける準備までで眠らせていました。元表紙はなく、原本の箱のイラストを綴じ込んでいます。
シュミーズ、スリップケース
山羊革、ラムース、ドローイング、ペーストペーパー
山羊革、ラムース、ドローイング、ペーストペーパー
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