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2026年5月24日日曜日

本の骨格、綴じのカタチ。

熊本での初めてのコラボ展です。お近くの方は是非ご覧ください。


本の骨格、綴じのカタチ。
ルリユールの実験:『製本用語集』をめぐる表現展

2026年6月9日(火)-6月14日(日) (10:00−13:15、14:00−18:00、最終日16:00まで)

未綴じ本で発行された『製本用語集 改訂新版』に登場する、製本、綴じ、装飾、技法、素材などを使ったルリユール作品を展示いたします。

◆製本ワークショップ
「交差式ルリユールの本を仕立てる」

講師:馬頭洋子 徳永直子

①6月12日(金)14:00-17:00
②6月13日(土)14:00-17:00

各回定員10名
参加費4,000円
(テキスト・未綴じ本『製本用語集改訂新版』を使って、一冊の本に仕立てる。材料費、参加費を含む)

ワークショップ申込フォーム  https://craft-bind-spot.base44.app/


「ルリユール、美術」展でのWSで作った製本用語集


SOJO GALLERY

熊本県熊本市中央区花畑町 10-22 ダイワロイネットホテル熊本1F
TEL 096-288-0801

http://www.art.sojo-u.ac.jp/wp/gallery

主催:東京製本倶楽部 × 崇城大学芸術学部デザイン学科 

東京製本倶楽部 https://bookbinding.jp/
崇城大学芸術学部デザイン学科 https://www.sojo-u.ac.jp/faculty/arts/design/


2026年5月7日木曜日

挿絵本のルリユール


『眠れる森の美女』
プラ・ラポルテ製本
仔牛革、仔山羊革、絹リボン、塩化ビニール、ビーズ


葉山の展示をご覧くださり、ありがとうございました。

葉山での今年のテーマは挿絵本。
一点は旧作ですが、シャルル・ペローのテクストに
ギュスターヴ・ドレの木版画で構成された日本語版をルリユールした作品を出品しました。




元の本は紙箱入りのハードカバーの本
『眠れる森の美女』
シャルル・ペロー 榊原晃三訳 出帆社 1976年
挿画:ギュスターヴ・ドレ(41点)


会場風景


2026年4月1日水曜日

葉山の展示

今年も葉山芸術祭2026のイベントに2点のルリユールで参加します。


 
Books are Beautiful. 本は美しい-印刷・製本と挿絵本の世界

 5月3日(日)-5月5日(火) 10:00-17:00(入場無料)

美しい製本と挿絵本の展示、講演、印刷、製本ワークショップ

◆ギャラリートーク
(参加自由)
5月3日(日)11:30-12:00:「製本作品」
5月4日(月)11:00-11:30:「挿絵本」

◆講演(参加自由) 講師:雪嶋宏一
5月3日13:30-14:30:「活版印刷と挿絵本」
5月5日11:00-12:00:「挿絵本の世界」

◆印刷実習 素敵なしおりを印刷します(参加自由) 講師:小酒井英一郎(東京製本倶楽部)
5月4日13:00-13:30
5月5日13:00-13:30

◆製本ワークショップ 「バルビエ挿画本の豆本をつくる」 講師:田中栞(東京製本倶楽部)① 5月4日14:00-15:30 満席
② 5月5日14:00-15:30
各回定員20名、材料費1,000円(小学生以下は保護者同伴)

事前予約が必要 

会場:葉山町立図書館2階ホール(神奈川県三浦郡葉山町堀内1874)
主催:フェスティナレンテ葉山  https://www.instagram.com/festinalente.hayama/
協力:東京製本倶楽部  https://bookbinding.jp
後援:葉山町 葉山町教育委員会


#reliure
#bookbinding
#tokyobookbindingclub
#本は美しい

2025年11月8日土曜日

ブック・アート展



約束の場所で:ブック・アートで広がるイマジネーション

2025年11月15日(土)-2026年1月18日(日)

休館日:月曜日(11月24日、1月12日は開館)、11月25日(火)、12月27日~1月4日、2026年1月13日(火)

イギリスの二つの大学が研究してきたイギリスのブック・アーティストの作品と、うらわ美術館所蔵の「本をめぐるアート」コレクションを組み合わせて紹介。

うらわ美術館

さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F


うらわ美術館で開かれる展示に私の作品が出ています。
1997年に大阪の番画廊で、「
鳥井雅子と藤井敬子による 本の仕事-Collaboration1997」と題して共に版画家の二人が試みたアートワーク。それぞれが絵を描き、主に鳥井さんが詩を、私がかたちを決めてオブジェを作っていました。以前のウェブサイトに載せていた小さな画像しか見当たらないので、どうぞ美術館でご覧ください。

あか RED 1997

エッチング、リーブルオブジェ:藤井敬子
テキスト:鳥井雅子
エッチング:程村紙刷り、楮赤色和紙、鏡 石(カーネリアン)、赤色モロッコ革、楮和紙




2025年11月3日月曜日

『書物學』と修復展示


書物學 第31巻 
「100年後も手に取れる本に!」
日比谷図書文化館「内田嘉吉文庫」の保存・修復・活用

勉誠社/2025年11月刊 B5判・並製 128 頁  ISBN:978-4-585-30731-0

「内田嘉吉文庫の製本調査」、「現代ルリユールの技法と修復」2本の記事が掲載されています。どうぞご覧ください。

日比谷図書文化館では修復報告展示も12月28日まで開催中です。
また、日比谷カレッジの講座では記事でも取り上げた、文庫の一番古い本についての最新事情を拝聴できるので楽しみです。


◆特別研究室企画展示
 

100年後も手に取れる本に ~内田嘉吉文庫修復報告2025~

2025年10月21日(火)-12月28日(日)

4階 特別研究室

日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1-4 


2025年10月2日木曜日

「製本スタイル」交差式製本

一階の展示、部分
3階の展示
4階の展示、部分

日比谷でルリユール「製本スタイル展」は10月1日からはじまりました。

12種類の製本スタイルで作られた『製本用語集』と、5種類の製本スタイルのルリユールを展示しています。3階には図書館に所蔵のある関連本も展示していただきました。


作者が在館しない展示のため、ご説明できず申し訳ないのですが、3階には感想、ご意見などを記載いただけるようノートも置きましたのでぜひ、ご記帳ください。

ノートは交差式製本で作りました。



2025年9月12日金曜日

日比谷でルリユール「製本スタイル」


日比谷でルリユール「製本スタイル」展
             

2025年10月1日(水)-11月3日(月)

(10月20日休館 11月3日は16:00まで)

東京製本倶楽部が発行した『製本用語集 改訂新版』未綴じ本に登場する
製本、綴じ、装飾、技法、素材などを使ったルリユール作品を展示いたします。
さまざまなスタイルや表現をどうぞお楽しみください。

1階エントランス、3階・4階各エレベーターホール

日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1-4 

主催:千代田区立日比谷図書文化館、東京製本倶楽部 

私は「ライブラリースタイル製本」で作った作品と、違うスタイルの作品を展示します。
どうぞご覧ください。



2025年8月1日金曜日

「ルリユール、美術」展


東京製本倶楽部の京都での展覧会のご案内です。
ワークショップも担当いたします。残暑の残る時期ですが、ぜひご覧ください。

第12回東京製本倶楽部国際製本展「ルリユール、美術」

12 ème Exposition de Tokyo Bookbinding Club : Reliures, Arts

2025年9月2日(火)-9月7日(日)
11:00-18:00 
(2日は14:00から、7日は15:00まで)

京都市国際交流会館 姉妹都市コーナー・展示室

〒606-8536 京都市左京区粟田口鳥居町2-1
https://www.kcif.or.jp/

主催:東京製本倶楽部
共催:(公財)京都市国際交流協会

◆ギャラリートーク

9月2日15:00〜(藤井)、4日12:00〜(赤井)、14:00〜(市田)、7日13:00〜(近藤)
(4日のツアーを2回に、7日の開始時間を変更しました)



◆製本ワークショップ「未綴じ本でルリユール」

9月6日(土)13:30-16:00

『製本用語集改訂新版』の未綴じ本を交差式ルリユールで仕立てます。

講師:藤井敬子 
会場:京都市国際交流会館 第3会議室
参加費:4000円(当日お支払いください。『製本用語集』未綴じ本を含む)
定員:20名(先着順 中学生以上)
お申しこみ方法:お名前、電話番号を明記の上、以下のアドレスまでお申し込みください。

関西展実行委員会 event☆bookbinding.jp (☆を@に変更してください)

2025年5月8日木曜日

『詩集 馬来乙女の歌へる』ルリユール

 葉山での「本は美しい、印刷・製本と堀口大學」展はお天気にも恵まれて盛況のうちに終了いたしました。見に来てくださった皆様、ありがとうございました!
倶楽部のHPにも会場風景は掲載していますのでどうぞご覧ください。

展示は14点のルリユールと雪嶋氏所蔵の堀口大學の著書や翻訳本、印刷関連の古書が並びました。私は2点の堀口大學訳の古書をルリユールした作品を出品していました。

『詩集 馬来乙女の歌へる』はイスラム製本の手法です。


元の本は仮綴のフランス装、薄表紙の仕立てで、薄いボール紙のケースに入っていました。



本文には四つ葉のクローバーが挟まっていたので、一緒に綴じ込むことにしました。
雁皮紙でラミネートしてから最後のページに組み込みます。
箱に貼られたべんがら色のラベルも剥がして一緒に組み立てています。


展示では、本の表紙が観やすいように、透明のフィルムをかけて本文をまとまるようにしています。今回は、マチスの挿画のページを開いていたのでクローバーの部分の写真を掲載します。
見返しはオリジナルのペーストペーパーです。


2025年4月1日火曜日

「本は美しい、印刷・製本と堀口大學」展


葉山芸術祭2025の展覧会に出品します。

Books are Beautiful.本は美しい、印刷・製本と堀口大學

5月3(土)~5月5日(月) 10:00-17:00(入場無料)

本の美しさを見直してみませんか。
日本で活躍する製本作家の作品と詩人堀口大學の美しい本の展示。
講演と、印刷・製本ワークショップを開催します。

会場:葉山町立図書館2階ホール(神奈川県三浦郡葉山町堀内1874)

▪️講演(参加自由)
講師:雪嶋宏一
5月3日13:00-14:00「堀口大學詩集の製本」
5月4日13:00-14:00「活版印刷の発明と発展」

▪️活版印刷ワークショップ(参加自由)
講師:小酒井英一郎(東京製本倶楽部)
5月4日14:00~
5月5日13:00~

▪️誰でもできる製本ワークショップ「糸綴じのノートを作る-活版印刷のタイトル入り」
講師:近藤理恵(東京製本倶楽部)
5月3日14:30-15:30
5月5日14:30-15:30

各回定員20名、材料費1000円
小学生以下は保護者同伴

リンクから事前予約が必要です。 https://forms.gle/oFwfjKqMzJJCKr3w5

主催:フェスティナレンテ葉山 https://www.instagram.com/festinalente.hayama/
協力:東京製本倶楽部 https://bookbinding.jp 
後援:葉山町 葉山町教育委員会

葉山芸術祭:https://www.hayama-artfes.org/

2024年9月24日火曜日

ルリユールの日々


日比谷図書文化館での「ルリユールの日々」展示もあと1週間となりました。
会場にいなくてたいへん申し訳ないのですが、皆様ご覧いただきありがとうございます。

今回の芳名録は近藤理恵さん作の2折中綴じのノートです。ご感想などメッセージをいただければとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
ポスターとバナーは渡辺和雄氏のデザインで、私はタイトルとキャプションを作りました。
 


1998年から2024年までに私たちが制作した、さまざまな製本スタイルの作品を展示しています。伝統的な綴じつけ製本も総革装、半革装などの違いがありますし、デザインや表紙装飾だけでなく、見返しの素材が革だったり布や紙だったり、仕立て方にはさまざまなバリエーションがあります。これらは私たちの所蔵本なので、展示のために眠っていた本を取り出すと、その本をどのような構造にするか、デザインは素材はどうしようかと考えていた遥かな日々を思い出します。

1999年9月、フランスの第5回バスク製本ビエンナーレ展に出品した作品は、『シラノ・ド・ベルジュラック』の初版から100年を記念して出版されたテキストを製本するコンペティションへの出品作。制作過程の写真は撮っていないので、キャプションには本文を撮影して載せています。

綴じつけ製本 総革装

この頃は和紙の繊維を生かしてモザイク紙を作ることが多く、見返しにもシュミーズにもその手法を使っています。オレンジ色の山羊革は、パリのRelmaで、仔牛革は日本で入手した革です。

1999年のグランプリは坂井えりさんが受賞、私も賞をいただいたので、エドモンドロスタン美術館での授賞式に行きました。サンレミでは2年ごとにコンペティションが開かれていますが、私はこの回のみの参加でした。

本文の口絵

カタログ


ルリユールの日々展 
(〜9月30日まで)

日比谷図書文化館
3階エレベーターホール
東京都千代田区日比谷公園1-4
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/

主催:千代田区立日比谷図書文化館

2024年7月31日水曜日

「ルリユールの日々」展

 


ルリユールの日々
Reliures variées de Keiko Fujii et de Rie Kondo
藤井敬子と近藤理恵の様々なスタイルのルリユール作品

2024年7月31日(水)-9月30日(月)
(月-金10:00−22:00、土-19:00まで、日祝日-17:00まで 8月19日、9月16日休館)

伝統的な製法の綴じつけ製本から現代製本まで、二人が制作してきた様々なスタイルの
ルリユール作品を展示いたします。
また、4階特別研究室では私たちが修復を担当した本が展示されています。
あわせてどうぞご覧ください。

日比谷図書文化館
3階エレベーターホール
東京都千代田区日比谷公園1-4
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
主催:千代田区立日比谷図書文化館


渡辺デザインのポスターと展示ケース


手前のケース内が藤井作品、窓側のケース内が近藤作品


2024年4月21日日曜日

Books are beautiful.in葉山芸術祭


葉山芸術祭参加企画に出展します。ワークショップも担当いたします。
ゴールデンウィークの葉山にぜひお出かけください。

Books are Beautiful. 本は美しい、製本装丁の美と技術 

16世紀の書物から現代ルリユールまで、様々な本の美をお愉しみください。

2024年5月3日(金)-5日(日)10:00-17:00



▪️初心者でもできる製本ワークショップ「フランス装のノート」

講師:藤井敬子

① 製本ワークショップ:5月3日(金)14:00-16:00
② 製本ワークショップ:5月5日(日)14:00-16:00

(各回定員先着20名、材料費1000円、要QRコードで事前申込み、小学生以下は保護者同伴)


▪️講演「本は美しい:西洋の書物の歩み」

講師:雪嶋宏一

5月4日(土)①11:00-12:00 ②14:00-15:00(参加自由)


▪️展示作品解説 
10:00-17:00(随時)

会場:葉山町立図書館2階ホール
神奈川県三浦郡葉山町堀内1874

主催:フェスティナレンテ葉山
協力:東京製本倶楽部

2024年2月22日木曜日

装飾展の本

EUROPOS KOSTIUMO TŪKISTANTMENTS
Rūta Guzevičiūtė 著

スリップケースとソフトジャケット

日比谷でルリユール「装飾」展がはじまりました。
出品した2点の一つは、2001年の旧作ですが、ヨーロッパ一千年の衣装の変遷をテーマにしたテキストをルリユール。綴じを見せるスタイルの製本です。
エッチングを刷り、彩色した和紙で手織り紙に仕立て、プリーツのデコールも加えています。
スリップケースもグラデーションに染めた和紙に表紙と同じエッチングを刷ってあります。
ケースやジャケットは展示していません。



会場では同じタイトルの本は近くに展示してあるので、デザインのバリエーションもご覧いただけるのではと思います。図書館に所蔵のあるタイトルの本は、近くに展示されるので触れて読むこともできます。「眺める本」としてのルリユールの展覧会をどうぞご覧ください。




2024年2月8日木曜日

日比谷でルリユール 装飾

 


東京製本倶楽部25周年記念 日比谷でルリユール 装飾

2024年2月20日(火)-4月14日(日)
(3月18日月曜休館、月-金10:00−22:00、土-19:00まで、日祝日-17:00まで)

特別研究室企画「内田嘉吉文庫に見る民族衣装の世界 -19世紀・服飾による異文化との出会い-」に連動して、ファッション、インテリアからデザイン全般まで「装飾」をテーマにした、東京製本倶楽部会員によるルリユール作品を展示します。16世紀の古版本から現代のルリユールまで、多様な書物の装飾と製本スタイルをご覧ください。

日比谷図書文化館 3階エレベーターホール


関連講座:日比谷カレッジ

「内田嘉吉文庫の一冊:装訂に秘められた書物をめぐる物語」

2024年3月9日(土)14:00-15:30
講師:雪嶋宏一
要申し込み:詳細は日比谷図書文化館HPをご覧ください。

東京都千代田区日比谷公園1-4

主催:千代田区立日比谷図書文化館、東京製本倶楽部https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/

私はこの展示に新旧2点を出品いたします。
お近くにお越しの折にはぜひご覧ください。


2023年8月28日月曜日

展示「古い本は、こうしてよみがえる」

アリス・B・トクラスの料理読本

千代田図書館の展示に2点のルリユールを出品しています。
お近くにお越しの折にはどうぞご覧ください。


古い本は、こうしてよみがえる 千代田図書館所蔵「内務省委託本」修復

2023年8月28日(月)~10月20日(金)

千代田図書館が所蔵している特別なコレクション「内務省委託本」は、戦前期に内務省が出版物の検閲に用いていた原本です。そこには、当時の検閲の痕跡が残されており、出版史において貴重な資料となっています。

千代田図書館では、劣化が認められる「内務省委託本」を順次修復しています。今回は、修復が完了したこれら資料を展示し、古い本がどのように修復されているのかを紹介します。また、修復を担当して頂いている造本作家・藤井敬子氏のデザイン製本作品も併せて展示します。(図書館HPより)

千代田図書館9階 地域連携コーナー
東京都千代田区九段南1-2-1千代田区役所9階・10階

https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20230828-post_648/


出品作の『采花集』については、ブログに解体した時のコメントを載せていました。
明治大学図書館の所蔵本との『本の装い百年』展のために制作した作品です。

https://atelierleaves.blogspot.com/2013/09/blog-post.html


2023年7月5日水曜日

海の話

 


日比谷でルリユール「海の本」展に出品している一つは、エストニアの国際製本展「Scripta Manent Ⅲ」の受賞作、『 MAAILMA PARIM ASI/THE BEST THINGS IN THE WORLD』

この年はエストニアの7〜15歳の子ども達が書いたお話を、エストニア語と英語で印刷したテキストを元に、デザイン製本をするコンクールで、5年ごとに開かれています。いくつかのお話には、さまざまな技法で描いた私の絵を添えています。
表紙は、”The Fairytail of a Seashell”にインスパイアされたデザインです。遠く離れた祖母から孫へFairytailを海の貝に秘めて届ける・・・というお話だったと記憶しています。

 MAAILMA PARIM ASI/THE BEST THINGS IN THE WORLD
エストニアの子ども達著
The Estonian Association of Designer Bookbinders/ Tallin,2004

プラ・ラポルテ製本
仔牛革、山羊革、手染め和紙
303×229~600×23mm 2005年
タイトル箔押し:大家利夫


エッチングを切り抜いて、染めた雁皮紙でラミネート




2023年7月4日火曜日

海の本


日比谷でルリユール「海の本」展が7月2日より始まりました。
閲覧室に続くオープンスペースに、展示ケースを設置して作品を展示しています。
ルリユール作品をより知っていただければと、壁面には工芸製本用語集と図解のバナーも掲示しました。触れることはできないけれど、それぞれが趣向を凝らした表紙や見返し、素材など「眺める本」としてご覧いただければ幸いです。
図書館に同じタイトルが所蔵されてる本は、近くに展示があるので元を見ることができます。

私の作品は2005年の本と、長らく眠っていた新作です。
右の青い本が『ぼくの航海日誌』。出版された本の装幀は、左のオレンジ色の『老人と海』の作者です。


初版の帯には「大正12年3月出港」、とある詩人はちょうど今年が生誕100周年です。
この本は三方金をつけるために1990年代にフランスまで渡航を経験し、はなぎれも編んで、革表紙をつける準備までで眠らせていました。元表紙はなく、原本の箱のイラストを綴じ込んでいます。


『ぼくの航海日誌』
田村隆一著 銅版画・山本容子 装幀・渡辺和雄 中央公論社 1991年




綴じつけ製本
山羊革、仔牛革、パーチメント、手染め和紙、三方金
194×154×21mm  1993年、2023年
タイトル箔押し:大家利夫
シュミーズ、スリップケース
山羊革、ラムース、ドローイング、ペーストペーパー