2020年8月5日水曜日

アリス・B・Tの本をめぐる旅 #本をつくろう「旅」





「アリス・B・トクラスの料理読本」の著者のアリス・B・トクラスはサンフランシスコ出身。Musubu展出品作は上の写真、右側の本をルリユールしました。

そして今回の小さな本は、その制作記録と2017年9月のうらわ美術館での展示、2018年のサンフランシスコでの展示写真で構成した、一冊の本をめぐる記録です。四方に広がる折本。

はじめての動画!



2020年8月1日土曜日

本のワークショップ うらわ美術館

今年もうらわ美術館主催の本のワークショップが開催されます。
今回は美術館内ではなく、感染拡大防止のため広い会場で行われます。

本のワークショップ −入門編


折本の画帳 
9月19日(土)13:00~16:00


旋風葉の画帳 
9月20日(日)13:00~16:00

会場■ さいたま市 生涯学習総合センター 10階多目的ホール 
シーノ大宮センタービル
さいたま市大宮区桜木町1-10-18

定員■ 各回24 名(中学生以上)

材料費■ ①折本の画帳、②旋風葉の画帳 各1,000 円 

申込み方法■8 月21 日(必着)で、参加希望の日付とワークショップ名、氏名、ふりがな、連絡先(住所、電話番号)を明記の上、「往復はがき」または「インターネット(さいたま市生涯学習情報システム)」にてうらわ美術館までお申し込みください。1 人1 講座単位で受付けます(1 枚の用紙で複数講座・複数人数の申し込みはできません)
定員を超えた場合は抽選とし、結果は往復はがきでお申し込みの方には返信用はがき、インターネットでお申し込みの方にはメールで8 月28 日(金)までにお知らせいたします。

問い合わせ先■うらわ美術館
〒330-0062 さいたま市浦和区仲町2-5-1浦和センチュリーシティ3F
TEL 048-827-3215
FAX 048-834-4327

https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/

2020年7月30日木曜日

本のパスポート 

森へのパスポート

#本をつくろうWeb展覧会に向けて「森へのパスポート」をつくりました。
ルリユール作品と同じ素材を使って、制作記録なども入れた小さな本です。

海外の展覧会などに出品した作品のための「パスポート」を個展の時によく作って展示していました。ルリユール作品は展示だけだったので、手で触れて素材や渡航記録、展示記録などをみてもらえるようにするためです。
 

左から、フランスのビエンナーレの本、リトアニアのフォーラムへの2点。
パリで開かれたAIRneuf「金と銀」展のためのパスポート。すべて


初めて制作したのはたぶん、左端の2000年の個展『旅する本』に出したルリユール作品「CYRANO DE BERGERAC」のためのパスポート。1999年4月26日に出国して、9月23日に帰国したと記録しています。フランスのビエンナーレでエドモンド・ロスタン賞をいただいた本です。この個展では海外に旅したルリユールを主に出品していました

 
2000年10月『旅する本』展  ガレリア・グラフィカbis


2020年7月14日火曜日

本を読んで、本をつくろう


  三島由紀夫賞候補の作品
山本周五郎賞候補の作品

毎年、6月は三島由紀夫賞、山本周五郎賞受賞作のルリユールをしていますが、今年は選考会が秋になったので、受賞候補作をStay Home中にゆっくり読んでいました。
それぞれの本のジャケットカバーはルリユールするときに綴じ込むので、一旦外して読んだりしています。
読書に没頭している時間を暫し過ごすと、私の場合は本をつくる時間です。
現在進行中は、フランス語の詩と版画の本。
そして、「#本をつくろう」プロジェクトのための、旅の本。
コロナの時期には海外にはなかなか行けそうにないけれど、読書で時間旅行、異文化旅行をするのもありかと思います。作品が出来上がったら写真をアップしようと思います。


2020年6月25日木曜日

いまをとじる


うらわ美術館の企画、Art into Life「いまをとじる」で「ハガキでルリユール」のテキストを作りました。美術館のウェブサイトからPDFをダウンロードできます。
そして、学芸員さん制作の動画が YouTube にアップされました。
どうぞみなさんも身近な素材でぜひ作ってみてください! 
#本をつくろう



2020年6月11日木曜日

カロリング製本モデル


8〜11世紀ごろの製本スタイル。「カロリング製本」は歴史・美術史でいうところのカロリング・ルネサンスとは違って、同じような製本構造を持つ本を表す用語です。
2013年、東京製本倶楽部の勉強会の歴史的製本モデル制作ワークショップで作ったものと、それ以前にシルマイ氏(J.A.Szirmai)の本を参考に試作してみたモデルです。
オーク材の表紙板に溝を彫り、麻紐の支持体を通してから本文をヘリンボンステッチで綴じます。また、表紙に支持体を通して花ぎれを編み、表紙(白鞣し革)を貼ってタブの縁を編むまで1日がかりの作業でした。




ザンクト・ガレン修道院にはこの製本構造を持つ多くの写本が残されているとのこと、ぜひ行ってみたい図書館の一つです。

2020年5月12日火曜日

私の道具箱:コンポスチュール


箔押し器
活字を込めてタイトルを手押しするための道具です。
いろいろなタイプがありますが、写真はずっしり重いイギリス製で上部に専用のネジを差し込んで、たわむ金属板で組んだ活字を固定するタイプです。


活字の高さに合わせて作られたフランス製のコンポスチュールも真鍮製で重いです。込め物もそれぞれに合わせて真鍮で作られています。(写真右)
それと同じタイプの日本製は小さく軽く、私が製本初心者の頃に買い求めた品です。支柱が曲がってしまったので、もっぱら私製葉書へpost cardスタンプを押すために使っていました。(写真左)
中央の日本製は片側がオープンな横のネジで締めるタイプで、活字の大きさは自由に組めます。軸木に彫られたミゾ部分が手の平に当たって痛かったので、白いモロッコ革の端切れでぐるっと巻いてあります。革のシボが滑らず手にしっくり馴染むので、このコンポスチュールを使うことが多いです。