2020年5月12日火曜日

私の道具箱:コンポスチュール


箔押し器
活字を込めてタイトルを手押しするための道具です。
いろいろなタイプがありますが、写真はずっしり重いイギリス製で上部に専用のネジを差し込んで、たわむ金属板で組んだ活字を固定するタイプです。


活字の高さに合わせて作られたフランス製のコンポスチュールも真鍮製で重いです。込め物もそれぞれに合わせて真鍮で作られています。(写真右)
それと同じタイプの日本製は小さく軽く、私が製本初心者の頃に買い求めた品です。支柱が曲がってしまったので、もっぱら私製葉書へpost cardスタンプを押すために使っていました。(写真左)
中央の日本製は片側がオープンな横のネジで締めるタイプで、活字の大きさは自由に組めます。軸木に彫られたミゾ部分が手の平に当たって痛かったので、白いモロッコ革の端切れでぐるっと巻いてあります。革のシボが滑らず手にしっくり馴染むので、このコンポスチュールを使うことが多いです。

2020年4月10日金曜日

京都の講座での作品

京都のNHK文化センターは全講座休講で、春の講座は延長されて6月から始まる予定です。

3月までの講座では、プラ・ラポルテ製本とド・ラポルテ製本で文庫本を改装しました。3冊目はどちらかお好きな製本スタイルでの制作が進んでいました。写真は、最終日にお持ちだった受講生の皆さまの作品です。制作中の方もいますし全員の作品を撮るチャンスが中々ないですね。背のクロスが平にも見えている8点が、ド・ラポルテ製本です。


2020年4月5日日曜日

京都の展示

二つの画廊で開催されていた「京都空想装幀室展」が終了いたしました。
新型コロナウィルス流行の大変な状況にもかかわらず、ご高覧くださいましたみなさま、企画、運営してくださった皆さまに感謝申し上げます。 ありがとうございました!



今回、京都に因んで作った新作は以下の文庫本でした


『若冲』澤田瞳子著 
プラ・ラポルテ製本、木版画、革、オリジナルペーストペーパー 
梅の花をモチーフにした版画といろいろな革を組み合わせ、織りモザイクの手法で表紙をつくっています。「プラ・ラポルテ製本」は背表紙を本体に先に接着してから、平表紙部分を後からとりつける技法です。タイトルを活字で入れたかったため、背と表紙に異素材を使えるこの製本方法を選んでいます。 

2020年3月3日火曜日

京都空想装幀室展

桜の季節、京都空想装幀室展に出品いたします。ぜひご覧ください。
写真の緑色の箱はアートゾーン神楽岡に出品する文庫本のシェルケース。
DM下段の中央がギャラリー恵風に出品する文庫本です。


京都空想装幀室
3月21日-4月5日 11:00-19:00 水・木休廊(4月5日は17:00まで)
オリジナル装丁による本と本の形式を使った作品の展示。

出品作家:岩切裕子、柄澤齊、大力拓哉、常田泰由、板東壮一、林千絵、原陽子、藤井敬子、筆塚稔尚、溝上幾久子、宮本承司、安井寿磨子、横山智子

アートゾーン神楽岡
京都市左京区吉田神楽岡町4
http://www.artzone-kaguraoka.com/

京都空想装幀室
3月24日-3月29日 12:00-19:00 月曜休廊(3月29日は18:00まで)
それぞれの版画家がオリジナルカバーに意匠替えした文庫本と版画小品を展示。

出品作家:伊藤亜矢美、岩切裕子、柄澤齊、大力拓哉、原陽子、藤井敬子、筆塚稔尚、溝上幾久子、宮本承司、安井寿磨子、横山智子

ギャラリー恵風
京都市左京区聖護院山王町21-3
http://g-keifu.com/

2020年2月23日日曜日

春のルリユールの時間

4月からの講座のご案内です。




ルリユールの時間
2020年4月25日-2021年9月26日
「オープン背表紙と交差式製本」
講師:藤井敬子
縢り糸が見えたり隠れたり、背の表情がポイントです。
交差式製本は背の糸が見えないバージョンで仕立てます。
いずれも背固めをしない緩やかな開きの本が仕上がります。

お問い合わせお申し込み先 (2月22日よりWeb先行予約開始)
NHK文化センター京都教室
京都市下京区四条通柳馬場西入立売中之町99
四条SETビル3F
http://www.nhk-cul.co.jp/school/kyoto/

2020年1月1日水曜日

Happy New Year 2020


明けましておめでとうございます
心躍ることをたくさん見つけられる 平和な一年でありますように!

2019年11月21日木曜日

製本マルシェ


東京製本倶楽部が主催する、初めての「製本マルシェ」に出品いたします。
アンティークの道具類やサンプルに制作したノート、製本関連の書籍、和紙や模様紙などを出品する予定です。倶楽部のブースも受け持ちます。
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひご来場くださいませ。

       
革漉き器

フライヤーに掲載の革漉き器は、イギリス製未使用の品です。私は同じものを時々使っていますが、小さな部分のコバ漉きなどにとても重宝しています。

こういったとてもレアな道具類や、あまり利用しない素材など、お使いいただける方にお分けできればと思っています。
冬のひととき、マルシェにどうぞ見にいらしてください。
倶楽部のHPよりフライヤーのPDFがダウンロードできます。

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製本マルシェ Marché de la Reliure
♪:2019年12月8日(日) 11:00~16:00
目黒区中小企業センター 第1・第2集会室  (入場無料)
  東京都目黒区目黒2-4-36
♪出品者:倶楽部会員17名
♪主催東京製本倶楽部